食事でメタボリック予防・対策
高脂血症の原因
高脂血症になっても自覚症状はほとんどありません。
血液検査を受けて高脂血症になっていることを早めに発見しないと動脈硬化が進行し、自覚症状が現れた頃には心筋梗塞、脳梗塞の一歩手前ということになりかねません。
高脂血症は自覚症状がないので毎日の食事と運動、定期的な血液検査が大切です。
血液検査でコレステロール値と中性脂肪値を確認し、異常があれば早めに治療を受けることが必要です。
高脂血症には2つのタイプがあります。
コレステロール値が高いタイプと中性脂肪値が高いタイプです。
コレステロール値が高いタイプは悪玉コレステロール(LDL)が高く、総コレステロール値も高くなります。
日本動脈硬化学会の基準では、空腹時の血清中の総コレステロール値が220mg/dl以上を高コレステロール血症と定めています。
中性脂肪値が高くなればなるほど冠動脈疾患や高血圧になることがわかっています。
日本動脈硬化学会では、空腹時の血清中の中性脂肪値が150mg/dl以上を高中性脂肪血症としています。
これらの高脂血症を引き起こす原因は主に3つあります。
一つは食生活と生活習慣、二つ目は高脂血症の原因となる病気がある、三つ目は遺伝です。
高脂血症で一番多い原因は食生活と生活習慣です。
主に食べすぎと運動不足が原因です。
お酒の飲みすぎは中性脂肪値が上昇し、高中性脂肪血症になります。
コレステロールや飽和脂肪酸(動物性の脂)を多く含んだ食べ物をとりすぎると高コレステロール血症の原因となります。