血栓の予防対策を!
血栓を作る脂質異常症とは?
脂質異常症とは、以前高脂血症と呼ばれていたものす。
血液中のコレステロール値が多すぎたり少なすぎるという異常、中性脂肪が多すぎる状態を脂質異常症と呼びます。
基本的には血液中の脂質が多くなった状態です。
特に血液中にLDLが多くなると血栓になり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞の原因となります。
中性脂肪であるトリグリセリドは動脈硬化を起こしませんがトリグリセリドが多すぎるとLDLを増やすため、結果として動脈硬化に繋がります。
血液中のコレステロール、中性脂肪の量により脂質異常症は主に4つに分類されます。
- 高コレステロール血症
- 高LDLコレステロール血症
- 低HDLコレステロール血症
- 高トリグリセリド血症
この4つの中で特に問題となるのが高LDLコレステロール血症です。
なぜ問題になるかというと、血栓を作り動脈硬化につながりやすいため。
遺伝により生まれながらに脂質異常症になっている場合もありますが、多くは食べ過ぎ、栄養バランスの悪い食事、運動不足が原因と言われています。
脂質異常症は動脈硬化に繋がりますが、動脈硬化も脂質異常症も自覚症状はありません。
そのため、健康診断や人間ドックで指摘されても放置してしまう方が多く、放置した結果心筋梗塞や脳梗塞という重大な症状として現れるケースは少なくありません。
脂質異常症が怖い点は、ここにあります。
自覚症状がないからといって軽く捉えられてしまう点です。
健康診断などで、脂質異常症の予備軍、もしくは中性脂肪が多いメタボリックシンドロームと言われたら、軽く捉えずに、対策を立て実行しましょう。
脂質異常症対策
脂質異常は原因が様々ありますが、基本的には食べ過ぎないようにカロリー制限を行う、脂質(脂っこいもの)は控える、運動をする、ことが基本的な対策です。
単純に体重を減らすことも脂質異常症対策になります。