食事からはじめるメタボリック予防・対策 規則正しい食生活がメタボリック対策・予防の決め手です

血栓の予防対策を!

血栓の原因

血栓が出来る原因は主に3つ、


あります。

血管内部を痛めたり、血液の粘度を高くする原因の一つがいわゆる高脂血症です。
高脂血症は脂質異常症と言われ、血液中のコレステロールが異常な状態を指します。
ちなみに、これまで高脂血症と呼ばれていましたが、現在では脂質異常症に変更されました。
高脂血症というと、コレステロールが多すぎる!と考えてしまいますが、実際にはコレステロールが少なすぎても心血管疾患につながることがわかってきたため、高脂血症という呼び名から脂質異常症に変更されました。
では、血栓の原因となる脂質異常症はなぜ起こるのかというと、約2割は遺伝的な体質、残りの8割は食事や運動不足などの生活習慣が原因と言われています。
ちなみに遺伝的体質のうち明らかに遺伝によるも脂質異常症は日本人の500人に1人程度で、残りははっきりと遺伝とわからないものの遺伝的な体質によると思われるケースになります。
残念ながら明らかに遺伝的な体質で脂質異常が起きている場合は、治療が困難とされています。
しかし多くは生活習慣が悪いことで脂質異常症が発症し、心筋梗塞などのリスクが高まっています。


血中のコレステロール量は血栓に大きく影響を及ぼす一つの要因です。
しかし、血中のコレステロール量については案外誤解も多いので、しっかり知っておきましょう。
誤解が多いものの一つが、コレステロールが少ないものを食べれば血中コレステロール量が減るという誤解。
実は体内のコレステロールは約7割が体内で作られています。
体内のコレステロールの内、約半分は血中に存在します。
したがって、血中コレステロールのうち、食べ物に由来するのは多くても15%に過ぎません。
コレステロールが少ないものをを食べたとしても体内で作られるため、必ずしもコレステロールが少ない食品を食べていれば血中コレステロール量が減るわけではありません。
高LDLコレステロール血症の場合はコレステロールが高い食品はあまり食べられませんが、それ以外の脂肪異常症は食品のコレステロールについてはそれほど制限はありません。


次に誤解の多いものがコレステロールは低い方がいい、というもの。
以前はコレステロールをひとまとめにして考えていましたが、1980年代から1990年代にかけて大規模な疫学調査が行われました。その結果、コレステロールは多すぎても少なすぎても健康に影響をおよぼすことが確認されました。
この結果をうけコレステロールはHDLコレステロール、LDLコレステロール、総コレステロールと細かく分類されるようになりました。
HDLコレステロールは善玉コレステロール、LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれます。
善玉の方が少なすぎると低HDLコレステロール血症、悪玉が多すぎると高LDLコレステロール血症で、どちらも脂質異常症、高脂血症にあたります。
善玉コレステロールは動脈硬化の改善に、悪玉コレステロールは動脈硬化を悪化するという、同じコレステロールでも真逆の性質を持ちます。
健康診断や人間ドックの血液検査ではHDL、LDLの数字がわかりますので、総コレステロール値だけでなく、確認して下さい。
特にLDLコレステロールが高すぎる値はリスクが高いので注意が必要です。

少し話がそれましたが、血栓ができる原因に脂質異常症があり、脂質異常症は重篤な症状に繋がりますので、次に脂質異常症について説明します。

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