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高血圧について

食事での塩分制限

食事での塩分制限高血圧の食事療法で最も大事なことは塩分の量を制限することです。
それは塩分の摂取量が血圧に影響を与えることは明らかだからです。
特にしょうゆや味噌を調味料として多用する和食は塩分が多く、日本人の塩分摂取量は1日11g〜12gと欧米に比べると多いことも知られています。
そのため高血圧に伴う脳血管障害の発生頻度が世界的に見てもかなり高いことがわかっています。

日本高血圧学会のガイドラインでは1日6g未満としています。
この制限はかなり厳しいものですが、減塩は明らかな降圧効果が望めます。
降圧剤を服用している人はその効き目は減塩により、さらに効果が高くなることもわかっています。
減塩がいかに血圧に影響するかがわかります。

しかし、いきなり塩分摂取量を6gにすることは困難です。徐々に減らしていきましょう。
1日6g未満の塩分摂取量には調味料だけでなく、食材の持つ塩分も含まれていることを忘れがちなので注意が必要です。
1日に食べる食材に含まれる塩分は約2gといわれています。
したがって調味料に含まれる塩分は1日4g程度に抑える必要があります。
薄口醤油は小さじ1で塩分が1g、減塩醤油は小さじ1で塩分が0.5gです。
ウスターソースは小さじ1で0.5g、ケチャップは小さじ1で0.2gです。
醤油に含まれる塩分量が非常に高いことがわかります。
醤油を控える、特に食卓に醤油を置くことを止めるのが簡単にできる減塩です。

塩分は調味料だけでなく、食材そのものにも含まれます。
塩分が多い食材は魚介類、海藻、加工食品です。
塩分の多い加工食品は食パン、ゆでうどん、ハム、ベーコン、かまぼこなどです。
また海産物は塩分量が多めなので、脂肪分が少なく健康的と言われる和食ですが塩分に関しては注意が必要です。

食事での減塩方法については
減塩のコツ
で説明します。

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