食事からはじめるメタボリック予防・対策 規則正しい食生活がメタボリック対策・予防の決め手です

トップ高血糖・糖尿病について>GI値とGL値

高血糖・糖尿病について

GI値とGL値

食品の血糖値を上げる程度をあらわしたものとしてGI(グリセミック・インデックス)という指数があります。
数年前、低インスリンダイエットでも話題になりました。
GIとは血糖値が上がりやすい食品かどうかを示す指標のひとつで、数値が高い方が血糖値の上がりやすい食品になります。

GIはいくつかの数値が発表されています。
(GI値は同じ品目でも必ずしも同じ数字ではなく、文献によってバラつきがかなりあります)
例えばブドウ糖を100として比較した場合、ジャガイモ98、人参92、白いパン72、スパゲッティ50、全粒ライ麦パン42、りんご39などです。
しかしこの数値だけでジャガイモや人参は血糖値をあげやすい、とはいいきれません。
なぜなら1食当たりにとる量は食材によって違うからです。
このためGI値が高いからといって必ずしも血糖値を上げる食品とは限りません。
このことを考慮して考案されたのがGL(グリセミック・ロード)です。


GIがブドウ糖を100として計算された数値なのに対し、GLとは食品のGIに1食あたりの糖質の量をかけて、それを100で割ったものです。
1食分のじゃがいもやにんじんのGLを算出すると、どちらも数値が低くなります。
またGIは食品の組み合わせや調理法によっても変わってきます。
例えば白飯と酢飯では酢飯の方がGIは低く、白飯に納豆や味噌汁を組み合わせてもGIは低くなります。
これは酢には食物を胃から小腸へ送り出す時間を遅くする働きがあるからだと考えられます。
納豆などに含まれる食物繊維は消化にかかる時間を長くし、小腸での糖の吸収を遅くする働きがあるため血糖値が上がりにくく、GIは下がります。

GI値、GL値は共に食後の血糖値を上げやすいものを知るための指標ですが、食後の血糖値は食べ方によって上がり方がだいぶ変わってくることが知られています。
酢飯のような食べ合わせや、食物繊維によって吸収が穏やかになり血糖値上昇も穏やかに上がるなど。
最近では、食事ではまず最初に野菜を食べることを推奨しています。
野菜を食べることで食物繊維が糖質の吸収を遅らせ、血糖値の上昇もゆるやかになるからです。
他にも食前に飲むことで食後の血糖値上昇をおだやかにするトクホのお茶などもありますので、上手に使いましょう。
GL値は食べ方によってかなり変わってきますので、値そのものだけでなく食べる順番などもしっかり意識しましょう。

糖尿病がよくなる!食べる順番療法
梶山 静夫 今井 佐恵子
新星出版社
売り上げランキング: 75017

高血糖・糖尿病について リンク

トップページに戻る
メタボリックシンドローム対策サプリメント
体脂肪率32%。メタボが気になる父に、ダイエットクッキーを渡してみた。