高血糖・糖尿病について
甘いものは食べられない?
血糖値が高いから甘いものは食べてはいけないと決め付けている人もいますが、そんなことはありません。
砂糖が糖尿病の原因という医学的な根拠はなく、1日に食べる総エネルギー量の範囲の中で甘いものを食べても問題ないと考えられています。
また米国糖尿病学会で糖分は炭水化物より血糖値を上げやすいわけではないことが発表されています。
血糖値が高くても甘いものをあきらめるのではなく、総エネルギー量に収まるように上手に食べることが大切です。
血糖値の上昇が気になる方はおやつには食物繊維が豊富なものを選ぶといいでしょう。
食物繊維は食後の糖の吸収を抑える働きがあるため、急激な血糖値の上昇を抑えることが期待できます。
また食物繊維は満腹感が得られるので少量でも腹持ちがよく、満足度も得られます。
他にも低カロリーの人口甘味料を利用したお菓子などもあります。
人口甘味料に対しては安全性を心配するかたもいると思いますが、病院の糖尿病食でもつかわれるもので安全性は確認されているので常識の範囲の摂取であれば全く問題はありません。
甘いものを避けてストレスがたまり、食生活のコントロールが難しくなるよりは、適切に甘いものを食べて継続して食事をコントロールすることが大切です。